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豚肉100%の「ポークハンバーグ」が新定番に!?冷めてもやわらかくコスパも抜群。おいしく作るコツやおすすめソースもたっぷり紹介!

大人も子どもも大好きな定番料理、ハンバーグ。家庭で作るハンバーグといえば牛と豚の合いびき肉を使うのが一般的ですが、ハイライフがおすすめしたいのは、豚ひき肉100%で作る「ポークハンバーグ」です。今回は、豚肉100%ハンバーグの魅力について解説するとともに、ハンバーグをおいしく作るコツやおすすめのソース、アレンジレシピについてもご紹介。ちょっとしたポイントを押さえるだけで、失敗なく簡単においしく仕上がります!

豚肉100%ハンバーグの魅力

まずは、豚肉100%ハンバーグの特徴とその魅力について、牛肉100%、牛・豚の合いびき肉、豚肉100%の3種類を比較しながらご紹介します。

牛肉100%のハンバーグ:
ビーフステーキのような食べごたえや肉々しさがあり、肉の旨みを強く感じられるのが魅力です。その一方、焼いた後に肉が固くなりがちで、パサパサ・ボソボソした食感になりやすく、安いお肉や鮮度が良くないお肉だと肉臭さが気になることも。価格は3種類の中で一番高いです。

牛・豚の合いびき肉のハンバーグ:
牛肉の旨みや肉々しさを感じながらも、豚肉の脂のおかげでなめらかでジューシーな味わいに。両者の良さをバランス良く堪能できるのが魅力です。味の面でも価格面でもメリットが大きく、牛肉と豚肉のいいとこ取りができます。

豚肉100%のハンバーグ:
味のバランスが良いのは合いびき肉のハンバーグですが、しっとりやわらかくジューシーな味わいを求めるなら、豚肉100%のハンバーグがおすすめです。豚肉は牛肉に比べて脂が多いため成形がしやすく、冷めてもやわらかいこと、子どもが食べやすいことも魅力です。
ハンバーグを作る際、なんとなく合いびき肉を選んでいたという方も多いかもしれませんが、価格面では豚肉100%のひき肉が一番リーズナブル。コストパフォーマンスを重視するなら、断然豚肉100%のハンバーグをおすすめします。

豚肉100%ハンバーグの作り方

ハイライフがおすすめする豚肉100%ハンバーグのレシピの特徴は、生たまねぎを使うこと。玉ねぎを炒めずそのまま混ぜ合わせることで水分を補えるため、時短かつ、ジューシーに仕上がります。

材料(2人分)
豚ひき肉 300g
牛乳 70cc
玉ねぎ(みじん切り)1/4個
パン粉 15g
砂糖 小さじ1/4
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
ガーリックパウダー 少々

作り方

  1. 豚ひき肉以外の材料を全て混ぜ合わせる
  2. 豚ひき肉と(1)を良く混ぜ、2つに分けて形を整える
  3. フライパンに油を少々ひき、(2)のハンバーグを焼く。(フタをして弱火~中火で片面3分ずつ)

ハンバーグをおいしく作るコツ

成形時のポイントは?

最初に、冷えた豚ひき肉と塩だけでしっかり練って粘りを出しておくことが大事です。玉ねぎなどの材料を加えた後も、手の温度で肉の脂がだんだん溶けてくるため、すばやく混ぜ合わせるのがポイント。手に油(サラダ油など)を塗って成形することで丸めやすく、形もきれいに仕上がります。手に何もつけないと、形に凹凸ができて焼いている途中に割れてしまったり、そこから肉汁が流れ出てしまったりする原因になります。
また、ハンバーグのタネに空気が入っていることで割れやすくなる場合も。両手でキャッチボールするように中の空気を抜きましょう。ハンバーグの形は小判型がベスト。角があると割れやすいので丸く成形し、中央にくぼみをつけます。成形後に冷蔵庫で30分ほど寝かせることで生地が落ち着き、焼いた時に形が崩れにくくなります。

焼き方のポイントは?

ハンバーグのタネを冷蔵庫で寝かせた後、冷えた状態で焼くことをおすすめします。常温に戻してから焼く方が火は通りやすいですが、肉の脂が溶けて形が崩れやすくなってしまいます。
最初にハンバーグの表面を焼き固めてから、フタをして弱火〜中火で片面3分ずつ火を入れるのがポイント。少し時間はかかりますが、フタをしないでじっくりと焼く方が中の水分が逃げづらく、肉汁を閉じ込めてジューシーに仕上がります。
生焼けが心配な場合や、一度にたくさんの量を焼く場合には、水を加えて蒸し焼きにするのもおすすめです。蒸し焼きにすることで肉汁は多少出やすくなるものの、フライパンの中で熱が均一に回るため、短時間でしっかりと火が通ります。加える水の量は50cc程度(大きいフライパンなら100cc程度)が目安です。

ハンバーグの生焼けを防ぐには?

レストランでは俵型の肉厚なハンバーグもよく見かけますが、家庭の調理器具では中まで十分に火が通らず、生焼けになってしまうことも。なるべく厚みを出さず、薄く広く成形することで火が均一に通ります。
火加減は弱火〜中火が基本です。強火だと表面だけが焼けて、中は生焼け状態になってしまいます。フタをしていても、強火だと水分が一気に蒸発して表面が焦げつく可能性も。焦らずゆっくり時間をかけて火を通すのが鉄則です。
また、ハンバーグに串を刺して、肉汁の色で焼き具合を確認することもできます。肉汁が透き通っていればOK。中まで火が入っている証拠です。肉汁が赤かったり濁っていたりする場合は、追加で加熱しましょう。

生焼けだった時の対処法

前述の生焼けを防ぐコツを実践しても、やはり中が生焼けだった!という場合には、フライパンで再度焼き直しましょう。元々弱火〜中火でじっくりと加熱していますので、焼き直しをしてもハンバーグが固くなる心配はありません。電子レンジで加熱する手もありますが、肉がパサつく可能性も。フライパンで焼き直した方がよりおいしく仕上がります。

豚肉100%ハンバーグに合うおすすめのソースは?

ハンバーグソースといえば、デミグラスソースや和風おろしポン酢ソースなどが定番ですが、チーズフォンデュのような濃厚な味わいが楽しめる「チーズソース」と合わせるのもおすすめです。

チーズソース(2人分)
<材料>
チーズ80g
牛乳70cc
白ワイン30cc
粉小さじ1

<作り方>
①耐熱容器に粉をふるって白ワインと牛乳をあわせて混ぜ合わせる
②ラップをしないで600wで1〜2分加熱
③チーズを合わせて更に1〜2分加熱
④チーズが溶けたらよく混ぜ合わせる
※炒めたきのこや玉ねぎを加えると、さらにおいしく楽しめます。

そのほか、ぜひ一度お試しいただきたいソース6種類を「定番・王道ソース」と「上級者向け・個性派ソース」に分けてご紹介します。

<定番・王道ソース>

ガーリックバター醤油ソース
にんにくの風味が食欲をそそり、豚肉100%ハンバーグと相性抜群!白ご飯も進みます。
材料と作り方はこちら↓

厚切りポークステーキ ガーリックバター醤油

黒こしょうオニオンソース
ゆっくり煮詰めることで引き出される玉ねぎの甘みと、ピリッと効いた黒こしょうの辛みがハンバーグとよく合います。
材料と作り方はこちら↓

使い方いろいろ!黒こしょうオニオンソース

ねぎしょうゆソース
しっかりとしたコクのある味付けながら、さっぱりとした後口が楽しめるソースです。
材料と作り方はこちら↓

厚切りポーク 簡単ねぎしょうゆステーキソース

<上級者向け・個性派ソース>

山椒ソース
山椒やねぎが効いた爽やかな辛さが豚肉100%ハンバーグにぴったり!クセになる絶品ソースです。
材料と作り方はこちら↓

厚切りポーク ピリッと爽やか!山椒ソース

サルサソース
材料を切って混ぜるだけ!さっぱりとしたサルサソースも意外とハンバーグと良く合います。
材料と作り方はこちら↓

超簡単!さっぱりサルサソース

タイ風パクチーソース
アジアン好きにはたまらない!パクチーをたっぷり使ったヘルシーなタイ風ソースで、いつもとは一味違うハンバーグに。
材料と作り方はこちら↓

厚切りポークのタイ風パクチーソース

ハイライフおすすめのアレンジレシピと付け合わせ

最後に、ハイライフがおすすめするハンバーグを使ったアレンジレシピと付け合わせを紹介します。

豚ひき肉で作る簡単&本格的な煮込みハンバーグ
豚肉屋が考案する定番デミグラスソースの煮込みハンバーグ。フライパン1つで仕上がります。
お子さまにも大好評間違いなし!
材料と作り方はこちら↓

豚ひき肉で作るボリューム満点のロコモコ丼
ハワイの定番ローカルフードをご自宅で!目玉焼きとカラフルな野菜を乗せるだけで、おしゃれなカフェ風ランチが楽しめます。
材料と作り方はこちら↓

豚ひき肉で作るボリューム満点のロコモコ丼

即席ハンバーグドリア
崩したハンバーグを白ご飯の上に乗せ、ホワイトソースやチーズソースを上からかけて、オーブンまたはオーブントースターで焼くだけ。余ったハンバーグも簡単においしくリメイクできます。

おすすめの付け合わせ
茹でたにんじんやブロッコリーなど、野菜の付け合わせもおいしいですが、パスタを茹でてバターで和えたもの、またはオリーブオイルで絡めたものを添えるのもおすすめです。ハンバーグソースともよく合い、白ごはん代わりの主食としても楽しめますよ。

冷めてもしっとりやわらかく、ジューシーな味わいが楽しめる豚肉100%のハンバーグ。コストパフォーマンスが高く、家計にも優しいことから、今後ますます注目が集まりそうです。これまでなんとなく合いびき肉を選んでいたという方も、ぜひ一度豚肉100%のハンバーグを作ってみてはいかがでしょうか。

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