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焦がさずパリッとジューシーに!基本の餃子レシピ&おいしく作るコツ

子どもから大人までみんなに愛される人気おかず、餃子。一見簡単そうに見えて、いざ作ってみると皮が破れてしまったり、フライパンに焦げついてしまったりしてうまく焼けないとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、ハイライフポークオリジナルの基本の餃子レシピと上手においしく作るコツをご紹介。各工程でのポイントを押さえれば、誰でもパリッとジューシーな餃子を焼くことができますよ。

おいしくて栄養抜群!アレンジも楽しい餃子の魅力

メインのおかずにもお酒のおつまみにもなる餃子は、野菜嫌いな子どもでも食べやすく、野菜不足の解消にもぴったり。餃子の皮に含まれる炭水化物、タネの豚肉に含まれるタンパク質と脂質、野菜に含まれるビタミンやミネラルといった五大栄養素をバランスよく摂取できます。

小さなお子さんも一緒に、家族みんなで作って楽しめるだけでなく、たくさん作って冷凍しておけば、忙しい日の夕食もサッと作れて大助かり。焼き餃子、水餃子、蒸し餃子、揚げ餃子など調理のバリエーションも豊富で、えびやパクチーなどお好みの具材をプラスすることでいろんなアレンジができ、飽きずに楽しめるのも魅力です。

ひき肉はぜひ手作りで!おいしい餃子の作り方

ハイライフポークオリジナル!基本の餃子レシピ

餃子といえば市販の豚ひき肉を使うのが一般的ですが、ハイライフポークオリジナルレシピでは、豚肩ロースのブロック肉を粗みじん切りにした「手作り豚ひき肉」をおすすめしています。ひと手間かけてブロック肉を自分でカットして使うことで、肉感・食感たっぷりのジューシーで食べ応え抜群な餃子に仕上がります。ブロック肉をカットするのが面倒な時、時間がない時には、フードプロセッサーで粗くカットしてもOKです。

材料(2人分)

豚肩ロースブロック 200g
白菜 1/2枚(60g)
キャベツ 1枚(60g)
ニラ 1/2束(40g)
長ねぎ 1/4本(20g)
餃子の皮 30枚
ごま油(仕上げ用) 大さじ1弱

[ 調味料 ]

おろししょうが 小さじ1
オイスターソース 小さじ1
ごま油 小さじ2
白ごま 小さじ1

作り方

  1. 豚肩ロースを粗みじん切りにしてボウルに入れる。調味料を全て加えてよく混ぜる。
  2. 白菜、キャベツを粗みじん切りにし、塩小さじ1(分量外)をふり軽くもむ。5分置いて水分をよく切り(1)のボウルに加える。
  3. ニラ、長ねぎを粗みじん切りにして(1)のボウルに加える。全体をよく混ぜる。
  4. 餃子の皮に小さじ1程度をのせる。皮の外側1cmに水を塗り、ヒダを寄せて包む。
  5. フライパンに油を小さじ1(分量外)加えて熱し、餃子同士くっつかないように並べる。
  6. 餃子の底を30秒程焼いたら湯100mlを加えてフタをする。中火で4分程加熱する。
  7. フタを開けて強中火で残った水分を飛ばす。ごま油(仕上げ用)を鍋肌に回し入れ焦げ目を付けてできあがり。

タネに入れる野菜の比率とおすすめは?

キャベツと白菜を1:1の比率で入れるのがおすすめですが、お好みの比率に調整してもOK。キャベツを多めにすると食感をより楽しめ、白菜を多めにすると軽めであっさりとした味わいに仕上がり、量をたくさん食べられます。

味に変化を加えたいなら、キャベツまたは白菜ベースの基本ダネに、パクチー、しそ、きゅうり、春菊、しいたけ、えびなどをプラスするのがおすすめです。

肉感・ジューシーさをアップするには?

肉感たっぷりのジューシーな餃子を作りたい時は、脂身の多い豚バラのブロック肉を使うのがおすすめです。ブロック肉をカットするのが面倒な方は、豚バラのスライス肉を粗めに切り、市販の豚ひき肉と混ぜ合わせるだけでも肉感やジューシーさがアップします。豚バラスライス肉の代わりに豚こま肉を使ってもOKです。また、ラードがあれば少し溶かして加えることで風味がアップし、肉汁たっぷりの餃子に仕上がります。

餃子をおいしく作るコツ

野菜を入れるタイミングがポイント!餃子のタネ作りのコツ

最初に豚肉と調味料をしっかりと混ぜ合わせて練り、その後に水気を切ったキャベツや白菜などの野菜を加えるのがコツです。野菜を最初から入れると、野菜の水分が出て水っぽいタネになってしまいます。タネができあがったら、冷蔵庫で30分〜1時間ほど寝かせてから包むのも大事なポイント。味がなじみ、脂が固まって皮に包みやすくなります。

水餃子は皮を2枚使って!?餃子の包み方のコツ

餃子を包む際に最も注意したいのがタネの量です。タネが多いと調理中に皮が破れて中身が出てしまったり、加熱ムラができたりする原因になりますので気をつけましょう。ちょっと少ないかなと感じるくらいのタネの量に抑えることで、熱が均一に通り、焼いている最中に餃子の中身や肉汁が溢れ出ることを防げます。目安としては大きめの皮の場合は20g、小さめの皮の場合は13g程度です。

タネを入れたら皮の外側を水で濡らして両側からヒダを作りながら包み、ヒダを押してしっかりつぶしましょう。ヒダのとめ方が甘いと、そこから肉汁が逃げてしまう原因になります。下の写真のように、ヒダを作らず両端を止める方法も簡単ですので覚えておきましょう。

水餃子にする時は、皮を2枚重ねてタネを包むと肉汁が出にくくなり、皮のもちもち感もアップするのでおすすめです。2枚重ねている分、ヒダの部分はしっかり押してとめましょう。

お湯を使ってパリッと仕上げる!餃子の焼き方のコツ

餃子を焼く時は、焦げつきにくいテフロン加工のフライパンを使うのがおすすめです。少し多めの油を入れたフライパンを少し熱し、餃子同士がくっつかないように並べます。餃子をぎっしり敷き詰めると、皮が破れたり焼きムラができやすくなったりするため注意してください。

餃子を蒸し焼きする際には、水ではなくお湯を使うのが鉄則。水だとフライパン内の温度が急激に下がってしまい、餃子の皮が水分を吸ってべちゃっとしてしまいます。蒸し焼き後、水分が飛んだらフタを外して仕上げ用のごま油を入れ、フライパンを少しゆすりながら強火で30秒焼くことで均一にきれいな焼き目がつき、餃子の表面がパリッと仕上がります。

羽付き餃子を作りたい場合は、蒸し焼きする際のお湯に小麦粉(または上新粉)大さじ1を加えて溶いておきます。熱湯を使うと粉が固まってしまうため、ぬるめのお湯を使用しましょう。

ハイライフおすすめの餃子のタレとアレンジレシピ

おすすめの餃子のタレ

基本のタレと、ニラをたっぷり使った個性派ダレをご紹介します。

基本のタレの材料

しょうゆ 大さじ3
酢 大さじ2
ラー油 大さじ1/2

ニラたっぷりダレの材料

ニラ(細かく刻む)1/2束
しょうゆ 大さじ4
酢 大さじ1
砂糖 大さじ1
すりごま 大さじ1
ごま油 大さじ3
すりおろしにんにく 1片分
鶏がらスープ 小さじ1/2

おすすめのアレンジレシピ

余った餃子は、お鍋やスープに入れてもおいしく楽しめます。餃子は洋食や和食とも相性がよいため、中華スープはもちろん、コンソメスープ、トマトスープ、和風だしスープ、トムヤムクンスープに入れてもおいしいですよ。

変わり種のアレンジレシピとしては、餃子をラザニアにリメイクするのもおすすめです。作り方は、バターを塗った耐熱容器に加熱済みの餃子を並べ、トマトソースとホワイトソースを重ねてチーズをのせ、オーブンやトースターで焼くだけ。餃子の皮がパスタの役割をし、ラザニア風に楽しめます。ぜひ一度お試しください。

今回ご紹介したレシピや各工程のコツを参考に、豚肉と野菜の旨みが詰まったパリッとジューシーな餃子を楽しんでみてはいががでしょうか。

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